院長挨拶

院長
須甲 陽二郎

 

令和6年1月1日から伊藤前院長の後任として、院長に就任しました須甲(すこう)と申します。この場を借りまして、皆様にご挨拶申し上げます。

当院には平成20年(2008年)12月から常勤医として入職し、外来・病棟・特別養護老人ホームの診察等を担当してきました。専門としている循環器内科も含め幅広く診療を行う中で様々なことを学ばせて頂きました。病気に対する治療だけではなく、患者さんとご家族にとって何が必要な医療なのかを考えることも度々ありました。

医療の専門化・細分化が進み、高度な専門的診療で救われる患者さんが沢山いることは確かです。しかし、社会の高齢化が進展する中で、高齢の患者さんの診療を行う際に、複数の疾患が合併していることも珍しくはありません。
また、日本における認知症の人は増加傾向にあり、令和7年(2025年)には、65歳以上の約5人に1人は認知症と予測されています。
こうした高齢社会となっていく中では、病気の治療だけではなく、安心して生活ができるように支援していくことも必要になってきています。

現在、新型コロナウイルスの影響で、医療を取り巻く環境も大きく変化してきており、対応できなければ存続が難しい時代になってきています。

こうした社会環境の中、当院の理念であります「病だけではなく人生を診ます」を実践しながら、皆様から信頼される「地域に根ざす」病院であるように職員一同努力していきたいと思います。何卒、ご支援、ご鞭撻を賜ります様、よろしくお願い申し上げます。